株式上場するまえの株を優先して買う事のできる特別な権利のように「必ず儲かる」「一般の人は買えない特別な物」などと説明しお金を払わせる詐欺。
一人頭の被害額単価が高い詐欺の種類。
芸人よゐこ濱口優に株式上場前の株を買わせそれが大暴落するという大がかりなドッキリが以前放送されていたのでイメージがつかない方は参考に。

パンフレットや資料・協力人物などを細かい所まで用意し、被害単価が高いだけに詐欺師もお金を使い大がかりな詐欺であったり、他にも金融庁や証券取引等監視委員会、日本証券業協会のような行政機関を名乗っていたりする事もある。
甘い話に乗らず、相手の素性と商品について良く調べる必要がある。

名義貸し

株式の優先購入で名義を貸してもらいたいといわれる手口もある。
名義を貸してほしいとの言い回しのほかにどうしてもその権利が欲しいと言ってきたりもする。
名義貸しの話はわかり易く詐欺なので話に加担してはいけない。

株式優先購入ではこんな言葉に注意

  • 「必ず価値のあがる物」
  • 「今買わないと二度と買えない」
  • 「選ばれた人だけが買える」
  • 「一般には公開されない特別な物」
  • 「権利を譲ってほしい」
  • 「確実に儲かる」
  • 「利率の高い投資」
  • 「後日高値で買い取る」

株式投資詐欺の被害報告

【未公開株/損失:500万円】
小松裕明さん(仮名・48歳)

「まさか、“友達”に500万円騙し取られるとは……」と小松さんは2年前の出来事を振り返る。新興市場銘柄を中心に運用していた小松さんはSNS上の株コミュニティを情報源にしていたという。

「そんなとき、コミュニティの人から友達申請が来たんです。猿マネで簡単に儲かっていたし、情報交換できると思って快諾したらすぐ連絡があり、いい未公開株があると言われたんです」

 誰がどう見てもあやしいこの話。ところが、小松さんは違った。

「気分は有頂天ですよ! 政治家が大儲けした話はよく聞いていたし、自分に一生関係ないと思っていた裏世界を知れた優越感もあった。当時、有望視されていたバイオ銘柄だったので、大きく化けるぞと。リターンを妄想したら財布の紐も自然に緩みました」

 紹介されたのは「『アンジェスバイオテクノロジー』なる銘柄。が、調べても詳しい情報がなかったという。

「それでも当時は『未公開だから』と納得していた。しかも相手が『人より早く情報を手にした者が勝つ』とか『リスクを取らないとハイリターンはない』なんてフレーズを畳みかけるので、すっかりその気になっちゃって」

 言われるがままに500万円を振り込んだというから豪気な話だが、わずか約2週間後、異変に気づく。

「届いた証書がとにかくチープで。家庭用プリンターで手作りしたようなクオリティですよ。すぐに連絡したものの、ごまかされ続け、しまいには連絡がつかなくなった。上場どころか、会社の実体すらなかったんです……」

 すがる思いで消費者センターに駆け込むも、相手の身元がわからなければ為す術はない。

「今にして思えば、未公開株を持っているのなんて関係者くらいしかいないはずなのに、なぜ信じてしまったのか……。SNS上の薄い関係にもかかわらず、本当の友達と錯覚してしまった自分の甘さが悔やまれます」