貸金業の届けを出さずに営業を行う事で貸付業法違反であり、お金を貸す行為を利益目的で行う業者は出資法違反でありどちらかでも該当する業者を全般闇金と呼ぶ。

利息は現在出資法で定められている年利20.00%をはるかに上回る利息で融資を行っている。

融資を行う業者に限らず、詐欺を行う業者も少なくなくそれも含めた総称が闇金となっている。

商品を高値で販売する悪徳商法やオレオレ詐欺など融資が絡まないものは闇金ではない。

闇金の歴史

起源は江戸時代

質屋

闇金の歴史は長く、江戸時代までさかのぼる。
このころから年利20.00%と決められていたが、庶民は利用することが出来ず”質屋””素金”などと呼ばれるところを利用していた。

この時代の”質屋””素金”の利息は年利48%~100%だったが庶民よりもお金がなく位の低い、いわゆる担保を持ち合わせていない人は日貸しで毎日利息を回収される業者から利息1%~1割で借りていた。

現在の闇金の始まり

バブル崩壊

その後現在の闇金の始まりはバブルの崩壊によって銀行や消費者金融が融資する審査を厳しくした事で一般国民はお金を借りる事が難しくなり需要と供給の関係で闇金が多く存在する事となった。

当時の闇金は民事不介入だった為取り立てや嫌がらせも酷く、闇金が店舗を堂々と構え営業を行っていた。
闇金被害者数、相談者数共にこの時代が被害のピークであった。

利息も当時とは比にならない暴利で1日10割や1日20割にも及ぶ利息を請求していた業者まであったほどだった。

闇金が関わる残酷な事件(八尾市ヤミ金心中事件)

2003年6月14日未明、大阪府八尾市の主婦(当時69歳)と夫の清掃作業員(当時61歳)と主婦の長兄(当時81歳)の3人が、西日本旅客鉄道(JR西日本)関西本線の踏切で電車への投身自殺する心中事件が発生[1]。主婦は自殺する直前に、闇金融による法外な利子と執拗な取り立てを苦にしていたことを書いた遺書を残していた。
親族の入院費などがかさんで、自己破産した主婦は同年4月8日に090金融をしていたヤミ金融業者から1万5000円を借りた。
しかし、その直後からヤミ金融業者は主婦宅だけでなく主婦のアルバイト先や友人宅や無関係の周辺住民の家にも連日電話をかけ続けるなどの脅迫的な取り立てをしていた。
法外な利子で借金が膨らみ、現金15万3000円を指定する金融口座に振り込んでも、利子だけで毎週1万5000円を支払う状態に追い込まれていた。
事件発覚後に捜査機関が捜査を行い、ヤミ金業者の関係者(8人)が主婦に対して恐喝を行っていたことを特定。
捜査によって、実行犯であるヤミ金業者従業員6人が逮捕された。また、ヤミ金業者統括役も、妻の母国であるルーマニアに逃亡していたが、2006年にルーマニアの警察に逮捕され、2007年3月に強制送還され、日本の警察に逮捕された。しかし、ヤミ金業者店長のみは逃亡し続け、「東京都内に潜伏している」等の断片情報はあったものの消息はつかめず、共犯者の公判中の公訴時効停止を経て、2011年6月22日に公訴時効が成立した。

また、遺族が上述の8人のヤミ金関係者に対して損害賠償を求めた民事訴訟で、2009年に大阪地裁は恐喝行為と夫婦の死亡の因果関係を認定し、実行犯6人だけでなく、恐喝罪で不起訴になったヤミ金業者統括役や逃亡しているヤミ金業者店長にも使用者責任を認め、計8人のヤミ金関係者に約4800万円の支払いを命じる判決を言い渡した。
また、八尾市事件の捜査の過程で、恐喝事件のヤミ金業者を含め7つのヤミ金業者を傘下に収める大がかりなヤミ金グループの存在が浮上。このヤミ金グループはのべ5万8千人に現金を貸し付け、約50億円もの収益を上げていたとされている。このヤミ金グループについては、前述の恐喝事件の関係者7人を含め関係者59人が出資法違反等で逮捕された。ヤミ金グループ最高幹部に対しては貸金業法違反(無登録営業)や出資法違反(高金利)等の罪で起訴され、懲役5年6月罰金1000万円(求刑・懲役7年罰金1000万円)の有罪判決が下された。
この事件はヤミ金犯罪史上最悪のケーススタディの1つに数えられている。この事件を契機に、無登録や違法金利のヤミ金融に関与した者への刑事罰を懲役5年以下から懲役10年以下に引き上げるヤミ金融対策法(出資法、貸金業規制法改正)が制定され、2004年1月に施行された。

闇金被害が重要視

闇金被害年別グラフ

闇金の残酷な被害状況が注目され2003年に闇金融対策法が成立し、闇金業者には五年以下の懲役、1千万円以下の罰金が科せられるようになり堂々と営業が出来なくなった。
さらに2006年には改正貸金業法による重罰化が成立し、その後2008年には闇金への返済は一切行わなくてよいと最高裁で決定したことから闇金がいかに危険な業者であるのかが認知されるとともに相談者数が減少していった。

この事から現在の闇金業者は所在地を隠しひっそりと営業を行っている。

そんな現在銀行や消費者金融が誰でも借りれるほど審査は甘くなることはなく、闇金を利用する人がまだ存在するのが現状であり利用する人がいる限り闇金業者も無くなる事はない現状。

闇金の年利計算

出資法では年利20.00%となっているが闇金の利息を年利計算するとどうなるのか。(うるう年を除く)

10日1割 365%
10日2割 730%
10日3割 1095%
10日4割 1460%
10日5割 1825%
10日6割 2190%
10日7割 2555%
10日8割 2920%
10日9割 3265%
10日10割 3650%